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日記

ライナーマリアリルケ

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ライナーマリアリルケの言葉

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最近よく詩人の言葉を繰り返し読みます。
それは僕の心を静かな場所へ連れていってくれる。
自分にとっての幸せとは何か、愛とは何か、自分自身とは何かという根源的なものを再確認する作業です。

僕が大好きなライナーマリアリルケの言葉を並べていきます。

可能性についての言葉

おお これは現実には存在しない獣だ。
人々はそれを知らなかったのに 確かにこの獣を
その歩くさまや たたずまい
そのうなじを
またその静かなまなざしの光に至るまで愛していたのだ。

なるほどこれは存在していなかった
だが人々がこれを愛したということから生まれてきたのだ。
一頭の純粋な獣が。
人々はいつも空間をあけておいた。
するとその澄明な取って置かれた空間の中で
その獣は軽やかに頭をもたげもうほとんど

存在する必要もなかった。
人々はそれを穀物ではなく いつもただ存在の可能性だけで養っていた。
そしてその可能性がこの獣に力を与えその額から角が生えたのだ。一本の角が。
そして獣はひとりの少女に白い姿で近寄り
銀の鏡の中と 彼女の中に存在し続けた

これは機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)の原作の冒頭で引用された部分です。
この詩を読んだ時に鳥肌が立ってゾクゾクしたのを今でもハッキリ覚えています。

「もうほとんど存在する必要もなかった。」
「人々はそれを穀物ではなく いつもただ存在の可能性だけで養っていた。」

特にこの文、凄みを感じます。
人間はこんなにも素晴らしい言葉を紡ぐ事が出来るのかと。
ただただ、震えおののきました。

愛についての言葉

愛という題材は詩の世界において多く使われるものだと思います。
よくある題材だからこそ表現者の能力が問われるのではないでしょうか。
もちろんこの愛についてもリルケ節は炸裂しています。

愛されることは、ただ燃えつきることだ。愛することは、ながい夜にとぼされたうつくしいランプのひかりだ。愛されることは消えること。そして愛することは、ながい持続だ。

人間が人間を愛するということ、これは恐らく私たちに課されている最も困難なもの、窮極のもの、最後の試煉であり試験であって、他のすべての仕事はそのための単なる準備であるに過ぎないような仕事なのです。

愛されるだけの人間はつまらぬ生き方をしているのであり、また危険でもある。できることなら自らを克服して、愛する人間となりたいものだ。

愛される者の生活は、不幸で危険が多い。だが愛する者の生活には危険がない

 
どうでしょうか。
愛されること、つまり受け身でいることは不幸であると言い切っています。
人を愛するのは容易いことではないですよね。
しかしそれが出来る人間は、豊かな心の持ち主で何が幸せなのかを知っている数少ない才能の持ち主なのかもしれません。

芸術について

芸術に携わる者の端くれとしてこの言葉は突き刺さりました。
それと同時に「あぁ、批評など気にする必要はない。今日白だったものが明日には黒になってしまうようなものではないか。自分を信じればいい。」そう思わせてくれる一文でした。

一つの芸術作品に接するのに、批評的言辞をもってするほど不当な事はありません。それは必ずや、多かれ少なかれ結構な誤解に終るだけのことです。物事は全てそんなに容易に掴めるものでも言えるものでもありません、ともすれば世人はそのように思い込ませたがるものですけれども。

一番救われた言葉

世間の恋人たちを見るがいい。
やっと告白が始まるときにはもう欺いている。

僕は馬鹿正直だからその前に全部さらけ出す。
それでダメなら相手の愛はその程度のもの。
嘘や隠し事をしてまでする恋に興味はない。

正解はなんてない。
嘘をついたっていい。
でも僕の生き方は人と少し異なる。
それを許してもらえたような気分になれる。

自分が満足しているんだからこれでいい。

孤独について

孤独について、これは僕も日々考えることです。
極端な話、人は孤独にならなければ何も残すことは出来ない。
そう心のどこかで僕は思っています。

私達は孤独なのです。人はそのことについて自分をあざむき、そうではないかのように振る舞うことはできます。それはただそれだけのことなのです。

あなたの孤独を愛して下さい。
あなたに近い人々が遠く思われる、とあなたは言われますが、それこそあなたの周囲が広くなり始めたことを示すものに他なりません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
僕はこんな言葉を愛しています。
道に迷った時にその言葉を思い出し、または読み直し自分の中へ戻るための道標とします。

リルケの言葉が迷子になった自分を導いてくれる。
「大丈夫、このまま行ける。」
落ち込んだり気が滅入っていてもそう思い直させてくれる言葉達。

日々そんなものです。

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